本みりん研究所は、みりんの魅力を再発見するために、2018年4月に菓子製造免許を取得し、「みりん51%over商品」の開発・販売など、様々なチャレンジをしてきました。この「みりん51%over商品」はおかげさまで、流山の住民を中心に少しずつ知っていただくことができ、愛され、進化し続けています。
そして、今回、本みりん研究所の新たなチャレンジとして、これらを詰め合わせにした「みりん51%overギフトセット」を商品化しました!今回は、その誕生秘話や商品の内容、今後の展望などをご紹介します。
流山を伝えるためのお土産を作りたい…!
「みりん51%over商品」は、流山の白みりんを使って作ったみりんのお菓子。みりんマシュマロやみりんキャラメル、みりんクッキーなどがあり、砂糖不使用、そして、みりんが主成分(全体量の51%以上がみりん)であることを条件に開発しています。
砂糖を使わずにみりんが半分以上入ったお菓子は、みりんの旨味と甘味がたっぷり!白みりん発祥の地・流山を伝えるツールとしてもぴったりでした。
そのため、これらを販売している中で、「流山の名産でもあるみりんのお菓子をお土産にしたい」「詰め合わせにできないか?」というお客様の声が聞こえてきたのです。
私たちも「みりんの魅力を伝えることで、流山がもっと元気になり、まちに愛着がわき、さらに本みりん研究所やmachiminの活動を知ってもらえたら嬉しい」という想いもあり、「みりん51%over商品を詰め合わせにし、様々なシーンで”流山を伝えるツールとして”楽しんでいただくもの(=みりん51%overギフトセット)を作ろう!」と新たなチャレンジをすることに決めました。
「みりん51%overギフトセット」商品化までの道のり
ヒアリングの日々
「みりん51%overギフトセット」の商品化は、一見、今まであった商品を箱に入れるだけのような簡単な作業と思われるかもしれません。しかし、このような経験がない私たちにとって、商品化までの道のりは意外にも地道で大変なことも多くありました。
最初はどんなシーンで使われるのかよくわからないまま、近くの資材問屋に行きました。そこで一番安く使いやすい白の箱を最小単位で購入し、試作。スタッフや常連さんに見てもらいました。
すると、「全体的に茶色い」「選ぶ楽しさがない」「金額を指定したい」という当然のご指摘を受けました。そこから2週間ほど毎日ヒアリングを続けながら、トライアンドエラーを繰り返し、地道に良いものを作るために改善していきました。
内祝いのシーンで初めてのご注文
試行錯誤をしている矢先、「内祝いを探しているのですが、お米と詰め合わせて3000円程度にすることはできますか?」というお問い合わせを頂ました。実績もない私たちに、大切な内祝いの品を依頼頂き大変ありがたく、「やらせてください!」と回答しました。
納期までの余裕もあったので、試作を何度も繰り返しました。お米の重さで寄ったりつぶれたりしないように、仕切りが必須であること。商品全体が茶色や白な分、箱や梱包材が色鮮やかに見えること。流山らしいと感じられること。どんなパターンにも対応できること。改めて条件を洗い出し、梱包材も一から選んでいきました。
そして、内祝いのギフトとして大切な熨斗(のし)、誕生したお子さんのお顔入りカードもご用意。
また、お米のシールも内祝いバージョンを作りました。
通常ver.
内祝いver.
さらに、お子さんが生まれた流山のまちや商品の内容を説明する用紙も作り、同梱しました。
このように 最後の包装まで一つ一つ必要なことに関して試行錯誤し、すべての配置に理由をもって完成させることができました。メンバー一同、商品ができたことにホッとし、宅配業者さんに渡したときは、ちょっともぬけの殻でした…(笑)
様々な用途に対応できるように
このような1つ目の事例ができたことをきっかけに、他にもmachiminのことを応援してくださる方々から、様々な用途でご注文を頂きました。
帰省土産として
「いろんな人が集まるので、話題になるものを出してみんなでワイワイしたいです。複数種類ある必要はありません。」というご要望を受けてご用意しました。「渡し手としては、まち・活動・お菓子の説明書が大切になりますね。」とご感想をいただきました。
久しぶりの人に会うための手土産として
「自分が食べて美味しかったものを詰め合わせて欲しい。」というご要望を受けてご用意しました。そして、「活動を陰ながら応援しています。」と優しいメッセージをいただきました。
親族に会うための手土産として
「親族に会うので手土産に。複数の子どもと車で食べるつもりです。」 というご要望を受けて、お子様一人一人が手に取れるよう小分けのパッケージにしてご用意しました。「自分のまちの説明ができるお土産を探していたので、うれしい。」とご感想をいただきました。
法事の返礼品として
「法事の返礼品に結構たくさん必要です。新商品もあると嬉しい。」というご要望を受けてご用意しました。新商品については、パウンドケーキ、マドレーヌ、ラスクといろいろ試作しましたが、その中で一番日持ちが効くラスクをご用意しました。(ラスク以外の商品も、今後、詰め合わせのギフトにできるよう検討していきます。)「せっかくなら地産地消のものをと探していたのでちょうどよかったです。
」とご感想をいただきました。
これからも進化していく「みりん51%overギフトセット」
流山を伝えるためのお土産を作りたい…!から始まった「みりん51%overギフトセット」。
商品化を決断してからこれまでの短い期間、たくさんのチャレンジ・実験する機会をいただき、本当にありがとうございました。関わっていただいた皆様からのご要望やフィードバックをいただき、見直す点や自信になる点も多くありました。
そして、この度、オンライン上でも注文受付を開始いたしました。ご予算や使用用途をお伝えいただければ、できる限りご希望に合わせてご対応させていただきます。また、夏のお中元や、冬のお歳暮の通販受付も始めたいと思っています。
手土産、内祝い、法事の返礼品など、様々なシーンで使っていただける「みりん51%overギフトセット」。流山を伝えるツールとして、話題の種になるはずです。ぜひ、ご興味ある方は私たちにお声がけください!
現在のご注文はmachiminのお問い合わせフォームより受け付けております。まずは、お気軽にご相談ください。
流山市のまちづくり会社(株)WaCreation代表、machiminオーナー。取り組みの一つとして、みりんの魅力を伝えるプロジェクトを立ち上げる。研究員の活動の場づくりとして菓子製造所をつくり、日々企画・営業にむかう二児の母。