本みりん研究所「みりんキャラメル」の誕生ストーリー

みりん51%over商品研究

本みりん研究所のみりん51%over商品代表格ともいえる「みりんキャラメル」。実は本みりん研究所で「みりんキャラメル」の販売を始めたのは今から約4年前のこと。そこから流山のまちのシンボルとして、多くの方に愛されるスイーツへと成長してきました。今回は、「みりんキャラメル」とはどんなものなのか、誕生秘話についてお話しします。

みりんキャラメルとは?

通常売られているキャラメルは、生クリームや砂糖のほか、水あめ、バター、香料など、さまざまな原材料が使われていることをご存知でしょうか?本みりん研究所が開発した「みりんキャラメル」の原材料は、なんと本みりんと生クリームの2つだけ。しかも同量を混ぜ合わせて煮詰めるだけのシンプルな作り方です。

【レシピ】みりんキャラメルの作り方|材料はみりんと生クリームの2つだけ!
本みりん研究所が、みりんキャラメルの元祖であることをご存知でしょうか?砂糖不使用、みりんだけで作れるキャラメルは驚きの美味しさ。みんながアッと驚く一品を是非作ってみてください。 材料(約20個分) みりん:100g 生クリ...

そのシンプルさからは想像できないくらい、口に入れた瞬間ふわっと広がる芳醇な香りと、すぐにとろける生キャラメルのような儚さ、食べた後に広がるミルキーな風味と、それでいて口に残らないすっきりとした甘みが特長。みりん本来の味や香り、コクを感じられる上に砂糖不使用で低GIなスイーツです。

 

みりんキャラメルのこれまでの歩み

みりんキャラメル誕生の瞬間

みりんキャラメルが誕生したのは約4年前。本みりん研究所の前身である「みりんの魅力再発見プロジェクト」での出来事です。

とあるメンバーが、「みりんでキャラメルを作ろうと思ったが、なかなか固まらない」と悩んでいました。製菓の専門学校で学びケーキ屋や料理教室で働いて来た佐藤研究員は、今までの知識をフル活用して考えてはみたものの、今までスイーツではほぼ使ったことのないみりんの扱いに悩みました。砂糖の代わりに使うとしても水分はどう考えるのか、甘みは足りるのか、そもそも美味しいのか……。

そしてある日、「考えていても仕方ない!」と開き直り、ダメ元で生クリームと半々で煮詰めてみたのです。出来上がった失敗から次の手を考えようとやってみると、まさかまさかの大成功!これは……当時流行っていた某牧場の生キャラメルより美味しいかも!?こうしてみりんキャラメルが誕生しました。

さらに煮詰め具合を変えるとジャム状になったり、それをバターと合わせてスプレッド状にしたり、生クリームを色んな食材と置き換えて味のバリエーションを増やしたり、無限の可能性を秘めています。

みりんキャラメルの販売とレシピの公開

machiminのオープン当初の店頭販売の他、1500個のギフトのご注文、東武百貨店で開催された発酵マルシェでの販売、流山キッコーマン様から試食提供用にご注文いただいた事もありました。また、複数の企業から瓶詰めにしてみないか、パッケージをしっかりしたら絶対に売れる、とのお声をいただいたこともありビジネス的に良いのは分かっていました。それでもそれを受けてやり続けなかったのは、私たちが大切にしているのは『なぜやるか』『誰とやるか』であり、ただのキャラメル屋さんになるつもりはなかったからです。

COOKPADの流山市公式ページでレシピを公開し、沢山の方が参入できるようにして【みりんのまち】にみりんの魅力が広がっていく事を私たちは選びました。そうしてテレビにも何度も取り上げられるほど話題になり、夏休みの自由研究のテーマに選んでくれる小学生も増えました。

みりんキャラメルのこれからの発展

これまでは、まちを知るきっかけや、まちに参入する入り口であったみりんキャラメルですが、これからは「みりんキャラメルを作って、美味しいねと誰かに喜ばれ、収入が得られる」、このサイクルが当たり前となるよう、チャレンジします。私たちはお菓子を作りたいのではなく、仕事を作りたいのです。

これまでの活動を行う中で、本みりん研究所で開発してきたみりんのお菓子を作ることが「誰かの仕事になる」という可能性が見えてきました。例えば、収入を得たい専業主婦の方や、独立したての個人事業主の方、さらに、いわゆる障がい者の方が働く就労支援施設や福祉喫茶で、作って販売するという方法があります。ちょっとやってみたお試し販売だから、もしくは、福祉的就労によって作られたからと安く売るのではなく、「商品自体が魅力的だから」買っていただけるようにしたいです。佐藤研究員のこれまでのケーキ屋、百貨店、料理教室での経験をフルに活用し商品の精度をさらに上げ、誰もが作りやすいレシピに落とし込んでそれを伝え、責任を持ってパッケージし、販売します。

ただ与えられたこなすだけの「作業」ではなく、意味を持って感じて、ちょっと緊張しながらもそれを乗り越え、楽しみながら、その先に喜んでくれる人がいて収入も得られる。そんなふうに人やまちとのつながりを感じられる「仕事」だと、もっといいなと思っています。そうして、まちを知るきっかけや、まちに参入する入り口を一緒に広めていきたい!その思いに共感していただける方と始めてみたいのです。

そのためにも、まずは私たち自身が、作って販売していきます。

バレンタインキャラメルについてはこちら

本みりん研究所では、みりんキャラメルだけではなく、みりんスイーツを作りたい方のサポートも行っております。これまでのみりんに関する商品開発や実験、研究等の活動実績を活かし、プロが商品企画・開発から販売支援まで(コンセプトを言葉にし想いを商品にする、オリジナルレシピを開発する、製造代行する、パッケージ相談にのる等)一貫してお手伝いすることが可能です。

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