【machimin・流鉄壁画プロジェクト】海外アーティストさんと一緒に「みんなで食べる!みりんランチ会」を開催しました!

みりん研究員活動記録

2019年10月〜12月の約2ヶ月間で、本みりん研究所を運営するmachiminが実施した「流鉄壁画プロジェクト」。英・壁画ペイントアーティストClare Wallis(クレア・ウォーレス)さんらが来日されて、約100mの赤錆トタン壁をアートとコミュニティの力でアップサイクルしました。(詳しくはこちら

本みりん研究員・佐藤は、この壁画を制作する間、週2回の「みんなで食べる!みりんランチ会」を開催しました。今回はその内容をご紹介します。

「みんなで食べる!みりんランチ会」を企画

クレアさんは、プロジェクト期間中、実際にまち歩きをしたり、まちの人とお話ししたりして、流山を体感しながら壁画の制作を進めました。そして、食でも「流山を体感できるよう、みりんを使ったごはんを食べていただきたい」と、machiminオーナー・手塚より依頼を受けました。

「海外の方向けの料理のワークショップ」に興味があった私は、この依頼を受けて、クレアさんと一緒にランチを作り食べてもらえるように企画。ワークショップは卵焼き、三角おにぎりとお漬物、飾り巻き寿司など、砂糖不使用でみりんを使い、日本らしい献立で、かつランチタイムの1時間で終わる内容を考えていました。

しかし、初回の卵焼きで早くも問題発生!慣れないIH調理器を使いこなせず、私自身が上手に焼けなかったのです。

さらに雨続きで制作が予定通り進まず焦るクレアさんに、作って楽しむ時間なんてない!そう判断し、急遽食べてもらうだけに変更。その後も天候に恵まれず、私がやりたかったワークショップではなく、「みんなで食べる!みりんランチ会」と改め、再企画することにしました。

「みんなで食べる!みりんランチ会」の様子

自由に出入りすることができるmachiminで開催するランチ会。特に参加予約なども受け付けていなかったため、ランチの時間を迎えるまで、何人来るかわかりませんでした。けれども、何人来ても大丈夫なように、大人数でも食べられる鍋や鉄板焼きなどのメニューを考えました。

「クレアさんを囲んでみんなでワイワイできるように」、「ふらりと立ち寄った方も迎え入れられるように」…そんな思いで料理を準備していました。そのおかげもあり、プロジェクトの月日が進むにつれて、たくさんの方に知っていただき参加していただきました。

制作中は周りの音も聞こえない位集中していて話しかけづらいアーティストも、ランチタイムには「辛い物が大好きなの!」と七味をかけ過ぎる、「ただの人」になれる。肩書きを横に置いてみんなが平等になれて、自然と会話が弾む。そんな貴重な時間を作る事が出来ました。

また、私たちが海外旅行をした時に感じる「あぁ、お茶漬け食べたい」みたいな感覚がきっとあるのではと思い、最初は和食を中心に作っていましたが、洋食やクレアさんが食べたいと言っていたお寿司や辛いものも取り入れるようになりました。(手巻き寿司パーティをした時のクレアさんの感想はこちら

みりんを使った照り焼きチキンのハンバーガーや、トマトとカマンベールチーズ味の鍋(みりん入り)を作った時には、今までとは違った「Yummy〜〜〜!!!!(うまうま〜!)」を聞く事が出来ました。

「みんなで食べる!みりんランチ会」を開催して

「ワークショップをしたい!」とやりたい事から始まったこの企画でしたが、途中からはただただ壁画がスムーズに進むように、と方向転換。

「ただごはんを作るだけの要員か…」と悩む時期もありましたが、みんなで食卓を囲む、同じ釜の飯を食べる、その大切さに気付く事が出来た、貴重な経験でした。

ふらりと立ち寄った方が整体師さんで「ランチのお礼に」と10分間施術をして下さったり、「来週は私が作りますよ!」と、たこ焼きや餃子を作りに来て下さったり。ランチは食べる側でも作る側でも、参加しやすく、そんな仲間が増えた事も、予想していなかった嬉しい収穫でした。

みりんは和食だけでなく、洋食や中華にも使えること、更に砂糖のように甘みだけでなく、コクや旨味もプラスされることを再確認でき、みりんの魅力を多くの方に伝えることが出来ました。

みりんで作った美味しい笑顔の輪を、これからも大切にしていきたいです。クレアさん、同じ釜の飯を食べて下さった皆さん、ありがとうございました!

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